2025/11/28 11:25
部屋に籠っていても、
海外にいても
「自分の知っている範囲」に
しかいなければ、
世界が広がることは
極めて少ない。
「自分の知っている範囲」で
満足しているひとも、
不満を持っているひとも
いるでしょう。
ただ「自分の知っている範囲」が
どれくらいかを知るツールに
“本”は、とてもおススメです。
本は、
自分の知らない言葉の使い方、
自分の知らない感情、人物、職業、
自分の知らない、、、、が、
たくさん詰まっています。
本を読むことによって、
自分の内側の面積、レイヤーを
じわじわと増やしてくれます。
香りの印象で例えるなら、
最初に香るトップノートの明るさではなく、
ベースノートがじわりと沁みてくる感じに近いです。
たった1冊の本で、
人生が変わる人もいます。
本屋さんは、まるで
「自分以外の世界」の見本市のようです。
同じ空間に、宇宙物理学の本も、
育児のエッセイも、謎のキノコ図鑑も、
恋愛小説も並んでいる。
興味があっても、なくても、
そこに“違う世界”が確かに存在していることだけは分かるのです。
自分の人生で一生触れないはずの
ジャンルが、本の表紙という
小さなドアを開けて誘ってくる。
本屋を歩くたび、
「自分は、ほんとうに何も知らないな」と思いますが、
それと同時に、
「知らない世界が無限に広がっている」と
明るい気持ちにもなるのです。
現在のネット環境は、常に進化し
検索のヒット率も
日々、格段に上がっています。
検索ワードを好みと捉え、関連した広告や商品を提案してくれます。
しかし、入力した検索ワードの傾向のみを“好み”と捉えてしまうのは、
あまりに単純な気がします。
すでに、
デジタルとアナログのツールが
同時に存在する世界に生きている
私たち。
ツールの特徴・本質を捉え、
世界をサーフィンのように
楽しんでほしいです。
今回、本を読むことを
テーマにしたのは、
香りが、心の見えない領域をそっと広げてくれるように、
本は、思考の視野を静かに広がっていくからです。。
そしてその広がりは、
誰にも奪われない大切なものです。
――だからこそ、本を読む。
自分の中身を、少しずつ、広げるために。
NINESOILS